モルタル とモールテックス の違いって? おすすめ施工例も紹介

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家づくりメモ

モルタルとモールテックスの違いって?

2021/11/13

モルタル と モールテックス の違いって?


みなさん、こんにちは。

土地探しからの家づくり専門店 株式会社八’家のマーケ担当 石原です。

11月に入り、一気に冬モードになってきましたね!お鍋とミカンがおいしい季節🍲🍊お布団もふかふかモコモコに変えて、ぬくぬくが気持ちいい…私は大好きな季節です😌♥

 

さてさて今回は、

人気の左官材「 モルタル 」と「 モールテックス 」ついてのお話をしていきたいと思います。お家にオリジナル感を出したい人や、無機質な雰囲気が好きな人にはオススメの素材!

モルタルって何?


お家づくりをしている方やDIY好きの方はよく聞く単語かもしれない「モルタル」。そもそも「モルタル」って…?モルタルが何からできているのか、モルタルにはどんな特徴があるのか、まずはモルタルについての基礎知識からお話ししていきます。

モルタルとは

モルタルとは、建築現場でよく使用されている左官材の一種です。セメントと砂を水で練ったものがモルタルとして使われています。ちなみに、モルタルの材料に砂利を混ぜたものがコンクリートになります。

モルタルの特徴

砂を用いているため、無機質で耐火性に優れています。不燃性で有毒ガス発生しません。コテで平らに仕上げたり、パターン模様をつけたりすることもできるため、意匠性・自由度が高く下地塗りや仕上げの調整が可能となっています。色味のない無機質な雰囲気と、つぎ目のない美しい仕上がりから、シンプルなインテリアやグレーインテリアが好きな方に好まれています。

 

モルタル 画像②

モルタルのメリット・デメリット


色味がなく、無機質でデザイン性も高いモルタル。次は、お家づくりにモルタルを取り入れた場合のメリットとデメリットについて解説していきます!
 

モルタルのメリット

・耐火性に優れている

モルタルは砂とセメントと水でできており、不燃性のため、耐火性に優れています。また熱を蓄えにくく有毒ガスが発生しないので火災で避難する際の安全性が高まると言われています。

 

・耐久性

一般的にモルタル外壁の寿命は30年以上と言われています。ただ、経年劣化が起こらないわけではないため定期的なメンテナンスは必要。

 

・デザイン性がある

粘度の高いペースト状で施工するモルタル。凹凸のない滑らかな仕上がりすればシンプルで美しい印象を与え、コテで直線や流線の模様でアクセントをつけることも可能です。

 

・床暖房と相性が良い

コンクリートと同じで、熱を蓄えやすいという性質を持っています。そのため床暖房を親和性が高く、効率的に室内環境を調整することが可能です。

 

・掃除がしやすい

平らで硬くなめらかで継ぎ目がないモルタルは、タイル等と違って目地や継ぎ目部分に埃や汚れがたまりません。ホウキで砂や埃を掃けばお掃除は完了します。

 

・価格が安い

玄関土間などは、タイル張りの床に比べると価格が安く済みます。(ただ、お部屋の床をモルタル塗りにしたい場合は、木などの標準の床材と比べて左官代が加わるため高くついてしまいます。施工会社さんと要相談な部分ですね!)

 

モルタルのデメリット

・クラック(割れ)が入りやすい

モルタル最大のデメリットとも言えるクラック(割れ)。コンクリートやモルタルは、クラック(割れ)が入りやすいという性質を持っています。経年変化の味として好まれている部分ではありますが、気になる人はモルタルは避けた方がいいかもしれません…

 

・フローリングに比べて硬い

モルタルの床はフローリングなどに比べて硬いです。フローリングの床よりも足に疲れを感じたり、転んだ場合は怪我をしやすいとも言えます。

 

・冬は冷たい

メリットで挙げた蓄熱性ですが、反対に言えば冷たさも保ってしまいます…。さらにモルタル自体の断熱性は低いため、床暖房を採用されない方は断熱材での対策が必要です。(もっとも、最近のお家は断熱性能が高いので、そこまで酷い冷たさになることはないかと思います!が、冷え性だから気になる…という方は木の床の方がお好みかもしれません。)

 

・音が反響しやすい

モルタル床は音を反響しやすいという特徴があります。土間やお部屋の一部のみであれば問題ありませんが、お部屋全体をモルタル床にした場合、扉の開閉音や足音が他の部屋へ伝わりやすいです。

モルタル 画像③

(上画像:施工時にスジを入れてクラックを意図的に作ってデザインしているキッチン壁)

 

モルタルのまとめ
 

無機質でコンクリートのような洗練されたお洒落な雰囲気を作れるモルタル。

イメージだけで採用すると「床が冷たい」「部屋の音が反響して気になる」と暮らしてから気になってくる部分も出てくるかもしれません…。

比較的安価で取り入れやすい素材ではあるので、ライフスタイルや好みに合わせて上手に取り入れましょう!

 

 

モールテックスって何?


ここ数年、注目度がかなり高い「モールテックス」。モルタルと少し名前も似てるかも…?そんな「モールテックス」がどんな素材なのかご紹介していきます!

モールテックスとは

MORTEX(モールテックス)は、優れた機能と高い意匠性を合わせ持つ「デザインコンクリート」を薄塗りでつくれる仕上げモルタルです。新築、改築を問わず、生活空間の様々なシーンで、幅広いデザイン性を追求できます。(MORTEX公式パンフレットより引用)

モールテックスの特徴

公式パンフレットによると、モールテックスはモルタルの一種。材料もほぼ同じですが、モルタルの材料に加えて、特殊な樹脂を混ぜて作られています。通常のモルタルと比べると、滑らかでツヤがあるのが特徴です。

また、モルタルとの大きな差と言える部分が「防水性」と「柔軟性」です。

一般的に水を吸う特性を持つモルタルに対して、モールテックスは水を通しません。さらにモールテックスは施工過程でコーティングを施すため、水を弾き比較的高い防水性能を持っているんです。そのため、シミや水垢の気になるキッチンや洗面台など水回りにも問題なく使用できます。

さらに、特殊な樹脂の効果で高い柔軟性があるため、モルタルに比べてクラック(割れ)が入りにくく綺麗な状態を保つことができます。

一言で言えば、モルタルの上位互換のような存在ですね、恐るべしモールテックス…。

 

モールテックスのメリット・デメリット


それでは、そんなモールテックスを使用するメリットとデメリットについてもう少し詳しく解説していきます。

モールテックスのメリット

・耐火性に優れている

モールテックスは95%が自然素材。モルタルと同じく不燃性で、不燃認定も取れているので安心です。

 

・高い耐久性と柔軟性

モールテックスは、かなり薄塗りで仕上げることができます。わずか2~3mの厚みでコンクリートの5倍の表面強度があり、さらに高い柔軟性を併せ持つため曲げやたわみに強く、多少下地材が伸縮してもクラック(割れ)が入りにくく、角が欠けや表面削れも起こりにくいです。

 

・高いデザイン性

モルタルと同じような意匠性に加えて、カラーバリエーションが豊富です。人気なのはモルタルカラーのグレー系ですが、お好みに合わせて色を変えても楽しそうですね♪さらに薄塗り仕上げという特徴から、壁や床だけでなく、ダイニングテーブルなど家具の表面に施工することも可能なため、デザインの幅がグッと広がります。

モールテックスのデメリット

・価格が高い(施工に手間がかかる)

モールテックス一番のマイナスポイントとも言える価格。モールテックスは施工工程が多く、作業時間もかなり必要。モルタルとは仕上げ工程も異なるため、施工業者も限られます。一言で言うと手間がかかるんです…。そのため、一般的な左官仕上げのタイルなどに比べると、施工費用が高くなってしまいます。

 

・定期メンテナンスが必要

モールテックスの特徴である防水性や耐久性、美しい仕上がりをキープするために、定期的なメンテナンスが必要となってきます。オイル仕上げの場合は半年~1年周期でオイル塗り、ニス仕上げの場合はおよそ10年周期でニスの塗り直しが必要です。ですが、どんな素材にも経年変化はつきもの。伴ってメンテナンスも必要となってくるため、これをデメリットと捉えるかはその人次第かも…?

 

モールテックスのまとめ
 

モルタルと比較するとクラック(割れ)が入りにくく、カラーバリエーションや施工場所を選ばないことが魅力なモールテックス。

その高い性能と引き換えに施工料金はちょっぴりお高め…。

予算と相談しながら使用する必要がありそうですね。

 
 

オススメの施工例紹介


それでは、ここからは実際にモルタルとモールテックスを使ったお家のご紹介をしていきます!是非参考にしてみてください♪

 

モルタルの施工例

1.玄関ポーチ

オリーブカラーがかわいい外観に合うモルタルの無機質さがお洒落な玄関ポーチ

▶この施工例をもっと見る

 

2.土間リビング

玄関からリビングまでつながる土間空間が素敵なお家

 
 
 

3.キッチン

グレーインテリアが素敵なキッチン

 

モールテックスの施工例

1.造作洗面台

サブウェイタイルとの組み合わせがかわいい造作洗面台

 

2.造作洗面台

主寝室にあるドレッサーと書斎の役割を果たす造作洗面台

 

 

 

 

おわりに


 

モルタルとモールテックスは、見た目や名前は似ているもののそれぞれに異なる特徴があり、メリットとデメリットがあることがわかりましたね。どちらの素材も、家づくりの中で上手に取り入れられれば素敵なお家に仕上がること間違いなしの素材です!見た目だけでなく、暮らし始めてからのことも考慮しながら採用していくと良いでしょう。

 


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