2024 / 愛知県
住まいの中心に据えられた中庭は、ただの庭ではなく、建築と暮らしをつなぐ「ひらかれた間」。
玄関からもリビングダイニングからも眺められる配置により、家全体がひとつの景を共有します。
大胆な植栽計画による立体感と、和の情緒を漂わせる落ち着きが共存し、住む人の心を穏やかに解きほぐしていきます。
玄関から直接つながるパントリー兼収納は、日常の動線を美しく整える仕掛け。
食卓を豊かに彩るストックやワインのボトル、かさばるゴルフバッグまで、すべてをひとつの空間に収められるゆとりがあります。
出入りのたびに感じる快適さが、住まい全体の品格を支えます。
伸びやかな高天井と大開口が、自然を余すことなく取り込むLDK。
裏手の景色や庭へとつながる抜け感に加え、中庭も望める設計が、空間に立体的な広がりをもたらします。
アイランドキッチンを中心に、家族の時間と自然の気配が溶け合う場所です。
奥様のアートのために設けられた専用の部屋。
作品を飾る棚や収納を随所に備え、創作と展示がひと続きにできる設計です。
ときには教室として開放し、人と作品が交わる場にも。暮らしの中に芸術の気配を宿す、住まいの小さなアトリエです。