【土地探しからの注文住宅】その土地、まだ買わないでください！

シミュレーションの中では、「即決できる！」という人もいると思います。ですが、実際に直面してみると「もっと安くていい土地があるかも…？」と即決できない人が大半だったりします。しかし、土地購入はスピード勝負。早い意思決定とアクションを起こした人が土地を購入することができます。

もしかしたら、もっといい土地があるのでは？
そう思って他の土地を探している間に検討していた土地が売れてしまった…なんて事態になってしまうことも少なくありません。そうならないために大切なのは、土地と出会ったとき、即決できる判断基準を決めること。では、どのように判断基準を決めればいいのでしょうか。

はじめに、家づくりのゴール（目的）を決めることが大切です。

• お子様がのびやかに暮らせるお家にしたい
• 週末は仲間が集まるような、趣味が楽しめるお家にしたい
• 老後を考えたバリアフリーのお家にしたい　　etc.

家族それぞれに家づくりのゴール（目的）があると思います。家を建てること自体をゴールにするのではなく、「お家を建てた後の暮らし」に焦点を当てて、ゴールを決めましょう。そうすることで、この土地は設定したゴールを叶えられる土地なのかどうかという目線で土地の良し悪しを判断することができるようになります。

土地探しをスタートする前に、まずは家づくりに置いての総予算を決めてください。住宅ローンの借り入れを行う場合、自分たちにとって無理のない借入金額を知ることが大切です。

ポイントは「借り入れ可能な金額」ではなく、「無理なく返済ができる金額」を把握すること。

総予算を明確にすることで、いくらくらいの土地や建物であれば、自分たちの手が届く範囲なのかを知ることができます。土地選びにおいても、判断材料としてしっかり役立ちます。

一見、お手頃そうな土地であっても要注意です。

造成工事という、家を建てるために土地を整える工事が必要だったり、水道の引き込み工事が必要だったり、地盤が不安定で地盤改良工事の費用が高額になってしまったり…。

安くていい土地だと思っていても、蓋を開けてみれば思ったよりも費用がかさんでしまったなんてことになるのも土地探しの落とし穴。

そうならないために必要なのが「土地を正しく見極める力」です。その力を持っているのは、実は不動産屋ではなく建築会社。家を建てるために、土地にどんな工事が必要でどれくらいの金額が必要かを予測できるのは土地売買のプロである不動産屋ではなく、家づくりのプロである建築会社なのです。

そのため、八’家では建築会社と土地選びをすることをオススメしています。

建築会社探しを先行して進めるのがオススメ！
理想の性能やデザインにするには建物にどれくらいの予算が必要なのかを把握した上で土地探しを行っていくことがポイントです。

土地を先に購入してしまうと、思ったよりも土地に予算を使いすぎてしまい、理想の建物を建てるためには予算オーバーになってしまう可能性も。また、住宅ローン等の融資を組んで購入する場合、建物が建つ前に支払いが発生してしまいます。そのせいで焦って建築会社を探す羽目になってしまったという人も…。

家を建てるために購入する「土地」。家を建てるプロである建築会社と一緒に探していくのが安心安全です。

土地の金額以外にも土地購入時に、仲介手数料、登記費用、造成工事費用などが発生します。

仲介手数料とは？
不動産会社を介して土地を購入した場合に発生するのが「仲介手数料」。「土地の売買価格の3％+消費税」です。

登記費用とは？
土地の所有権移に伴い、発生する費用です。また、登記を行うにあたって司法書士の先生に動いて頂くことになりますので、報酬費も併せて発生します。

造成工事費用とは？
購入した土地に建物を建てるために土地を整える工事費用です。造成工事の有無や規模感は、土地の状態によって異なります。一般の方にはどんな工事が必要かの判断が難しいため、八’家では家づくりのプロである建築家と土地探しを進めていきます。
※他にも、ローン手数料や印紙代、税金関係等の費用が発生します。

実際にあった話なのですが、お客様がお買い得だと思って購入した土地に対して、大規模な造成工事が必要であることが発覚し、造成工事に莫大な資金が必要になったというケースがあります。土地購入を自身で行ったお客様の中には、似たようなケースが何度かあったりします…。

不動産屋は土地を売る会社、建築会社は家を建てる会社です。どのような土地が家づくりに適しているのか判断するという点においては、建築会社の方が得意です。失敗しないためにも家づくりのプロと一緒に土地を探していきましょう。