家づくりメモ
2022/06/22
戸建ての購入を検討する際に意外に見落としがちなのが、購入後の維持費についてです。
住宅ローンの支払い以外に、どれくらいの維持費が必要なのかを事前に把握しておくことも非常に重要です。 そこで今回は、戸建て購入後の維持費に注目し、維持費の種類や費用について、ご紹介していきます!
戸建て購入後に必要な“維持費”について、主に4つに分けられます。
「家の修繕費」 「税金」 「各種保険」 「光熱費」
これらの費用は、購入した家を維持するための費用になり、住宅ローンの費用とは別で想定しておかなくてはなりません。
それぞれの種類について詳しく解説いたします。
家の修繕費というのは、家を建てた後に生じる不具合(キッチンやバス等の水回り)に対し、その性能や外観を維持させるのに必要なメンテナンスやリフォームにかかる費用のことです。
年月が経つにつれて家は劣化したり、不具合が発生したりしてしまいます。したがって戸建てを購入し、住み続ける以上は修繕費も負担し続けなければいけないのです。
修繕費が必要になる一つの目安として、家を購入してから10~15年目に1度のタイミングで修繕工事を行う場合が多いでしょう。
税金には、「固定資産税」と 「都市計画税」の2種類があります。
固定資産税は毎年、土地を所有している人、建物の不動産を所有している人に課せられる地方税のことを言います。
固定資産税は各市区町村が評価した「固定資産税評価額」にもとづいて、「家屋」と「土地」に分けてそれぞれの納税額を算出するという仕組みになっています。
土地や建物の購入価格の7割ほどの金額になるように調整されているので、細かな計算方法は複雑ですが、とりあえずは「購入価格の7割が固定資産税評価額」と覚えておくといいでしょう。
都市計画税は、市区町村が定めている「市街化区域内」に土地、建物などの不動産を所有している人に対し、毎年課せられる地方税になります。
計算方法は簡単で、「固定資産税評価額(課税標準)×0.3%(制限税率)」で算出することができます。
「火災保険」 「地震保険」
火災保険は住宅ローンを決める段階での加入が必須になっています。
昨今の自然災害の増加から、地震保険もセットで契約するケースも少なくはありません。保険料に関しては、住宅エリアや建物の構造、保険期間、補償対象、特約の有無などで金額が大きく異なります。
仮に火災が起きてしまった場合、一戸建てが全焼することも珍しくありません。また、隣にある家からの出火で自分の家が燃えてしまったとしても、出火の原因となった家に重大な過ちがないかぎり損害賠償を請求できないため、一戸建てを購入するなら必要な費用と認識しておくとよいでしょう。
維持費の中でも非常に大きな部分を占めるのが水道・光熱費です。
日常的に発生するガス代や電気代、水道代やインターネット回線代等の光熱費は、住宅を維持するためには必須の出費になります。
家族構成や、ライフスタイル、使用頻度によって費用の額は変わってしまいます。つまり、節約することも可能なので、使用時間や使用頻度を制限して、なるべく支払額を低く抑えることも大切でしょう。
戸建て住宅で暮らす場合、建物にかかる支出は住宅ローンのほか、上記で説明した種類の維持費がかかります。
年間でどのくらいの維持費がかかるのか。その詳しい内訳をご紹介いたします!
♦家の修繕費
【家の外回りの費用の目安】
部位 |
種類 |
修繕目安 |
耐用年数 |
費用平均 |
外壁 |
窯業系サイディング |
8~10年 |
20年~40年 |
160万~230万 |
金属系サイディング |
10年~15年 |
20年~40年 |
150万~220万 |
|
木質系サイディング |
3年~10年 |
15年~40年 |
170万~240万 |
|
樹脂系サイディング |
10年~30年 |
20年~50年 |
190万~250万 |
|
モルタル系サイディング |
10年~15年 |
30年~40年 |
230万~300万 |
部位 |
種類 |
修繕目安 |
耐用年数 |
費用平均 |
屋根 |
金属板 |
10年~20年 |
25年~35年 |
5,000円~10,000円/㎡ |
瓦 |
なし |
50年 |
5,000円~15,000円/㎡ |
|
壁紙 |
|
ひび割れ・剥がれ・ カビ・変色が目立つ頃 |
10年 |
20万~40万 |
外壁や屋根など、家の外回りのメンテナンスのタイミングや費用感は上記の表の通りです。
外壁一つを取ってもその種類は様々なものがあります。
外壁は最も劣化が早い箇所で、一般的には「10年」が修繕の目安といわれており、修繕費の価格も一番多くを占めます。
一度に支払うわけではありませんが、住み続けるうえでは必要になるお金です。先を見据え計画的に貯めておきましょう。
【家の設備の費用の目安】
修繕箇所 |
修繕目安 |
費用 |
トイレ |
20年~30年 |
30万~50万 |
キッチン |
10年~15年 |
100万~150万 |
浴室 |
20年 |
100万~150万 |
給水管 |
20年 |
50万~60万 |
給湯器 |
7年~15年 |
30万~40万 |
家の設備機器に関して15年~20年以降に集中して故障や不具合が発生するケースが多いです。
設備機器は毎日の暮らしに影響しますので早めにメンテナンスを行うことを検討しましょう。
修繕費に関して、築年数や修繕度合い、業者さんによって金額は異なります。
実際に、修理を検討する際は上記の表を参考に色んな業者さんと比較し検討すると良いでしょう。
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♦税金
固定資産税・・・20万円
固定資産税=課税標準額×標準税率(1.4%)
固定資産税は上記計算方法で算出することができます。
仮に、固定資産税を滞納してしまうと、国から給与や財産などを差し押さえられてしまう可能性がありますので、注意が必要です。
♦保険料
年間・・・2万円
♦光熱費
4人家族での平均的な光熱費・・・毎月2万円
戸建て住宅を八‘家で建てた場合の維持費について、主に使用しているメーカーと合わせてご紹介いたします!
♦家の修繕費
【家の外回りの費用の目安】
部位 |
種類 |
耐用年数 |
費用 |
外壁 |
STO |
20年 |
150万円 |
ガルバリウム鋼板 |
35年 |
100万~120万 |
|
ベルアート |
12年~15年 |
20万~40万 |
部位 |
修繕目安 |
費用 |
屋根(ガルバリウム鋼板) |
|
100万円~120万円 |
壁紙 |
10年 |
20万円~40万円 |
八‘家では、外壁や屋根にガルバリウム鋼板を標準で使用しています。
【ガルバリウム鋼板】
ガルバリウム鋼板とは優れた経済性と耐食性、耐熱・熱反射性と加工性に優れたメッキ鋼板です。耐用年数は35年ですが、基本的にはメンテナンスをしなくても問題ない素材となっております。
また、人気のオプション「STO」という塗り壁材は、世界95か国で使用されており、建物の動きに対応して、外壁にかかる負担を軽減させ、割れにくく汚れにくいのが特徴です。メンテナンスとしては、20年毎に撥水材の塗り替えをすると安心です。
【家の設備の費用の目安】
部位 |
修繕目安 |
費用 |
トイレ |
20年~30年 |
20万~50万 |
キッチン |
10年~15年 |
100万~150万 |
浴室 |
20年 |
100万~150万 |
給水管 |
20年 |
50万~60万 |
給湯器 |
7年~15年 |
30万~40万 |
住宅設備に関しては、一般的な住宅メーカーや工務店が使用しているものと同じなので修繕目安やメンテナンス費用は変わりません。
ただ一般的な住宅設備は、10年使い続けていると数年後には故障するリスクが高まり、本体ごと交換しなければならない事態も起こりえます。
エコキュートや換気設備のメンテナンスが10年に1回であるのと同じように、その他の住宅設備も「10年に1回点検をする」ということがポイントになってきます。
そこで八’家では、10年に1回の定期点検を無償で行っています。(最長60年)お客様にお家を引き渡した後も、「おうちの主治医」として安心して暮らせるお家づくりを心がけています!
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♦税金
固定資産税・・・20万円
♦保険料
年間・・・2万円
♦光熱費
4人家族での平均的な光熱費・・・月2万円
税金、保険料、光熱費は一般的な戸建ての維持費と変わりません
今回は、一般的な戸建て住宅の「維持費」について、八‘家で戸建て住宅を建てた場合の「維持費」についてのご説明をいたしました!
戸建て住宅の維持費は、主に修繕費、税金、保険、光熱費になります。
今回のお話を含め、戸建てを購入する際は計画的にお金の準備をしておくと良いでしょう。ぜひ、参考にしてみてください!
さて、【土地探しからの家づくり専門店】株式会社 八’家では毎月イベントを開催しております!
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